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書籍紹介『昭和12年とは何か』

当学会理事の宮脇淳子、倉山満、藤岡信勝による共著で

昭和12年の重要性、学会設立の経緯、目的等が記されております。

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昭和12年とは何か

 

<​基礎情報>

 出版社  :藤原書店  

 初版発行日:2018年11月10日

 著者   :宮脇淳子、倉山満、藤岡信勝

 単行本  :254ページ

<​帯紹介文>

世界史から、昭和12年を問い直す。
昭和12年(1937年)――
盧溝橋事件、通州事件、上海事変、正定事件、南京事件が起き、支那事変(日中戦争)が始まった、日本にとって運命の年である。
この年の前後を“切り口"に、常識とされているあらゆるものを見直したい。
第二次世界大戦を目前に控えた昭和12年を、改めて世界史の中で俯瞰し、専門領域を超えた研究者たちと交流する中で、歴史の真実を追究する。

<​目次>

 昭和十二年学会 趣意書

 序章 日本と世界、「昭和十二年」へ――問題提起
  共産主義の脅威と貧困問題
  「日露戦争後の平和ボケのなれの果て」の時代
  世界史的な切り口としての「昭和十二年」

 第一章 世界史上の重要年「昭和十二年」とは
  ソ連と世界
  レーニンの「アジア迂回」政策
  世界的な大変動が始まった年
  「侵略戦争」「侵略国家」と言い出した学者たち

 第二章 「昭和十二年」と「西暦一九三七年」
  西暦を併記するか
  当時、だれが世界を見ていたか?
  対象を絞ることで、見えてくるもの
  特定の年に注目するこれまでの試み
  世界における「元号」
  「昭和十二年」の世界地図
  西暦と元号の違い
  日本を「侵略国家」とだれが言い出したか
  戦後の歴史学界の偏向
  受け身の姿勢をのりこえる

 第三章 「昭和十二年学会」創立のいきさつ
  通州事件と正定事件から
  既存の学会にない、本当にアカデミックな発表の場を
  後継者を育てる

 第四章 それぞれの昭和十二年観
  通州事件と幕府山事件――藤岡信勝
  学術的検証の大切さ――倉山満
  満洲とモンゴルから見た日本の昭和十二年――宮脇淳子

 第五章 大陸と日本の歴史検証
  日清戦争で大陸の暴力に直面した
  大日本帝国の愚かさを客観的に見る
  何千年もの間、まわりは敵だらけ
  日清、日露の問題意識を検証する
  いかに強くあるかが問題

 第六章 つながりを語る
  藤岡信勝―宮脇淳子という関係
  藤岡信勝―倉山満という関係
  宮脇淳子―倉山満という関係

 第七章 本当のことを伝える
  きちんとした因果関係をたどることの重要性
  第一回の研究発表大会について――第一セッション
  第一回の研究発表大会について――第二セッション
  第一回の研究発表大会について――第三セッション

 終章 「昭和12年学会」入会と会則について
  領域をまたいで
  昭和十二年学会 会則

 あとがき 宮脇淳子
 昭和十二(一九三七)年 詳細年表

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